ここ最近、トビオは投資対象のメインに米国株インデックスの代表格であるS&P500指数に連動するVOOを据えていますが、それ1本に拘ってるわけではなく、それ以外のインデックス投資先にも興味はあります。
むしろVOOをある程度積み立てたら、別のインデックスETFに移行してもいいかな、とも思っています。
そこで今回、自分なりに興味のある他のインデックス米国株ETFのDIAとQQQを調べて、今のメインのVOOと比較してみました。
ETFの基本スペック
VOO、DIA、QQQの基本スペックを比較したものが次の表です。
いずれも米国株を代表するインデックスで、テレビや新聞でも良く目にするものです。
トビオは、バランスの良い分散度合と経費率の低さから、最初のインデックス投資先としてVOOを選びましたが、DIAは毎月分配であること、QQQは成長企業が多く含まれているNASDAQ市場銘柄で構成されていることに興味を持っています。
セクター別構成比率
VOO、DIA、QQQのセクター別構成比率を比較したものが次の表とグラフです。
米国大手企業の時価総額比率に合わせてバランス良く投資できるのがVOOです。
これに対し、DIAは、VOOと比較して一般・資本財・生活必需品といったセクターがやや多く、コミュニケーション・サービスが少ないのが特徴と言えそうです。
一方、QQQはVOOと比較して情報技術が断然多く、コミュニケーション・サービスと一般消費財も多いのが特徴でしょう。
現在の成長分野セクターに集中的に投資できます。
組入上位銘柄
組入上位10銘柄を比較したものが次の表です。
DIAは、Amazon、Facebook、Googleなどの配当を出さない高成長銘柄が構成銘柄に含まれていないのが特徴です。
しかも、時価総額規模の多い順ではありませんので、上位にくる銘柄を受け入れることができるかどうかもETF保有の是非に影響しそうです。
一方、QQQはNASDAQに限られるとは言え時価総額加重の指数です。
上位顔ぶれはVOOと同じくGAFAMが中心で、それらの構成比率が格段に大きく、全体に占める上位10銘柄の割合が54.1%と高い点がQQQの特徴です。かなりの集中投資ですね。
トータルリターンとボラティリティ
VOO、DIA、QQQのトータルリターンとボラティリティを比較したものが次のグラフです。
(出所:ETFreplay.comサイト)
トータルリターンは高成長銘柄の組入率が高いQQQが断然高いですが、同時にボラティリティも高いです。
QQQと比べれば、VOOとDIAの差はあまり大きいとは感じませんね。
まとめ
DIAはVOOと遜色ないパフォーマンスですが、毎月分配であるという他者にはない特徴を有しており、将来配当を年金として活用する場面を考えた場合にはそれなりに魅力があります。
一方、QQQはコロナ騒動の中で案外ディフェンシブな株価の動きをしており、今後高成長も期待できるので、2つ目のインデックス投資先としてはこれまた魅力的です。
まぁ、トビオの場合、あくまでVOOの次にどのインデックスを保有するかが命題なので、VOOの目標積立額にまだまだ届かない現在においては急いで決める必要もなく、じっくり検討を継続していくことにします。
それでは、また!
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