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【VIG】バンガード・米国増配株式ETFを調べてみました!

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こんにちは。トビオです。

トビオは配当貴族銘柄などの連続増配株が好きなのですが、今回は10年以上の連続増配銘柄に投資する米国株ETFバンガード・米国増配株式ETF【VIG】を紹介します。

 

 

ファンドの概要

バンガード・米国増配株式ETF【VIG】は、『NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス』への連動を目指すETFです。

 

  • 運用会社:Vanguard
  • インデックス:『NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス』
  • 純資産総額:47.88 B USD
  • 組入銘柄数:183
  • 総経費率:0.06%
  • 設定日:2006年4月21日

(2019年9月30日時点)

 

インデックス『NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス』とは? 

構成要件

NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス(NASDAQ US Dividend Achievers Select Index)』は、10年以上の連続増配実績を持つ銘柄で構成されている修正時価総額加重方式の指数です。また、REITは除外されています。

 

その銘柄構成の成り立ちをザックリですがもう少し紐解くと、そもそも【VIG】がベンチマークするインデックス『NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス(NASDAQ US Dividend Achievers Select Index)』は、NASDAQが算出する米国市場全体が対象の上位インデックス『NASDAQ US Benchmark Index』から10年以上の連続増配実績で抽出した銘柄で構成されるインデックス『NASDAQ US Broad Dividend Achievers Index』のうち、更にREIT等を除外した普通株で構成される下位インデックスです。ですから、インデックス名に『NASDAQ』を冠していますが、NASDAQ市場に上場している銘柄だけに限定されているわけではありません。

 

組入銘柄の見直しとリバランス

上記要件に基づいた組入銘柄の定期見直しとリバランスは年1回、3月に行われます。

リバランス時の構成比率については、時価総額加重配分をベースにし、個々の銘柄の比率が最大でも4%を超えないように制限され、超過分は残りの銘柄に比例配分されウェイト調整されます。ですから、比率が4%に制限された時価総額の大きい組入上位銘柄は、その順位がその後の株価変動で入れ替わることになります。

 

以上をまとめると、

 

【インデックスの特徴】

  • 10年以上の連続増配実績を持つ米国普通株で構成
  • REITは除外
  • 修正時価総額加重配分(個々の銘柄が最大4%を超えないようにウェイト調整)
  • リバランスは年1回

 

組入上位銘柄

ファンド組入上位10銘柄は以下の通りです。

 

  1. Procter & Gamble Co. 4.554%
  2. Microsoft Corp. 4.478%
  3. Walmart Inc. 4.327%
  4. VISA Inc. 4.191%
  5. Comcast Corp. 3.646%
  6. Johnson & Johnson 3.417%
  7. McDonald's Corp. 2.941%
  8. Abbott Laboratories 2.633%
  9. Medtronic plc 2.611%
  10. Costco Wholesale Corp. 2.272%

(2019年9月30日時点)

 

全183銘柄中の上位10銘柄が純資産総額に占める割合は約35%です。

また、顔ぶれを見ると、高配当銘柄だけではなく、高成長銘柄も多く上位にランクインしていることが分かります。この辺りが、連続増配実績で銘柄選定する【VIG】の特徴でしょう。

 

セクター別構成比率

ファンド組入銘柄のセクター別構成比率は以下の通りです。配当自体を出さない高成長企業が多く含まれるテクノロジーの順位が下がった結果、残る成長分野の資本財や消費サービスの占める割合が高くなっています。

 

  1. 資本財 26.3%
  2. 消費サービス 20.5%
  3. ヘルスケア 11.9%
  4. 金融 11.5%
  5. 消費財 11.2%
  6. テクノロジー 8.7%
  7. 公益 6.1%
  8. 素材 3.7%
  9. 電気通信 0.1%

(2019年9月30日時点)

 

時価総額サイズ分布

ファンド組入銘柄の時価総額サイズの分布は、2019年9月30日時点で以下のようになっています。基本的には時価総額加重であるため、Large Cap〜Medium Capが支配的になります。

 

時価総額サイズ比率】

  • Large 78.9%
  • Medium/Large 4.3%
  • Medium 10.3%
  • Medium/Small 4.3%
  • Small 2.3%

 

分配金利回り

dividendinvestor.comサイト(2019年10月20日)で調べた分配金利回り(Trailing 12 Month Dividend Yield)をS&P500への連動を目指すETF【VOO】、高配当型ETF【VYM】【HDV】【SPYD】と比較すると、

 

  • VIG 1.77%
  • VOO 1.98%
  • VYM 3.17%
  • HDV 3.36%
  • SPYD 4.47%

 

【VIG】が最も低いです。【VOO】にも負けています。

また、同サイトによると、分配金成長率(Dividend Growth Rate 3yr / 5yr Average)は、

 

  • VIG 7.10% / 7.03%
  • VOO 11.51% / 10.15%
  • VYM 9.48% / 8.43%
  • HDV 4.52% / 6.14%
  • SPYD 11.56% / −

 

これについても、【VIG】は決して高くありません。

どうやら【VIG】の分配金利回りと分配金成長率はあまり期待できないようです。

 

トータルリターンとボラティリティ

【VIG】の分配金含めたトータルリターンをS&P500への連動を目指すETF【IVV】と比較した結果が以下です。起点は【VIG】の設定日の2006/4/21です。

なんと、トータルリターンでは【VIG】が【IVV】をアウトパフォームしています!

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(出所:ETFreplay.comサイト)

 

ボラティリティと最大下落率を比較したものが次のグラフで、共に【VIG】の方が低いです。

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(出所:ETFreplay.comサイト)

 

次に、高配当型ETFも混ぜて比較してみました。起点は設定日が最も遅いものに合わせて2015/10/21としていますので、短期間での比較になりますが、これらの比較においても【VIG】のパフォーマンスの良さが光ります!

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(出所:ETFreplay.comサイト)

 

切り取るタイミングによっては優劣傾向は多少変わると思いますが、【VIG】のパフォーマンスはなかなか魅力的です。

 

まとめ

バンガード・米国増配株式ETF【VIG】は、10年以上の連続増配実績を持つ企業に投資する数少ない連続増配型ETFです。

連続増配25年以上の米国配当貴族銘柄に投資するETF【NOBL】がありますが、これは日本の証券会社では一般的には買えませんので、連続増配型の【VIG】は貴重な存在です。

 

分配金利回りや分配金成長率は決して高くはありませんが、連続増配実績で成長銘柄を取り込んでおり、あくまで未来は分かりませんが、トータルリターンで市場平均型ETFを上回ることも期待できます。

また、総経費率0.06%というのも魅力的です。

 

「連続増配実績で選別された米国成長企業に低コストで投資したい」と考える場合に、お薦めできるETFです。

 

なお、今回、比較相手とした【VYM】【HDV】【SPYD】についての個別記事もありますので、よろしければご覧下さい。↓

investment.tobio.cloud

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それでは、また!