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iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF【HDV】を調べてみました!

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こんにちは。トビオです。

米国株高配当型スマートベータとして幾つかの魅力的なETFが上場されていますが、その中の一つ、iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETFHDVを紹介します。

 

 

ファンドの概要

iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETFHDV】は、『モーニングスター配当フォーカス指数』への連動を目指すETFです。

 

  • 運用会社:BlackRock
  • インデックス:『モーニングスター配当フォーカス』
  • 純資産総額:7,027 M USD
  • 組入銘柄数:75
  • 総経費率:0.08%
  • 設定日:2011年3月29日

(2019年3月15日時点)

 

インデックス『モーニングスター配当フォーカス指数』とは? 

モーニングスター配当フォーカス指数(Morningstar Dividend Yield Focus Index)』とは、Morningstar Inc.が公表する指数で、財務の健全性が高く持続的に平均以上の配当を支払うことのできる質の高い米国企業75銘柄で構成されています。またREITは除外されています。

 

銘柄スクリーニング

銘柄選定の手順については、まず、収益や配当継続が期待できるかどうかなどが採点され、モーニングスターが定める基準を満足し且つ財務の健全性がそのセクターにおいて上位50%に入る銘柄、もしくは財務の健全性がそのセクターにおいて上位30%に入る銘柄がスクリーニングされます。

次に、スクリーニングされた銘柄を配当利回りの高い順に並べ、現行構成銘柄については、今回の配当利回りランキングが上位75位以内か、それに外れても前回ランキング75位以内で今回100位以内であれば継続採用されます。その上で、構成銘柄数が75になるまで新規銘柄が配当利回りの高い順に追加されて全構成銘柄が決定します。

 

構成銘柄比率

構成銘柄に対する加重方式は配当支払総額加重で、企業が投資家に支払った配当総額に基づいて加重する方式です。ですから、時価総額が大きいほど、配当利回りが高いほど、銘柄比率は高くなります。他の高配当型インデックスでは採用していない方式です。

また、配分比率の上限規定も設けられており、1銘柄の上限比率が10%を超える場合、配当支払総額加重計算で5%以上となる銘柄の合計比率が全体の50%を超える場合には、規定値を満足するよう比例配分で調整されます。

 

銘柄入替とリバランス

銘柄入替とリバランスは四半期に1回、年4回(3月、6月、9月、12月)に行われます。

他の高配当型インデックスと比べて頻度が多いことが特徴的です。

 

【インデックスの特徴】

  • 財務の健全性が高く持続的に平均以上の配当を支払うことのできる質の高い米国企業75銘柄
  • REITは除外
  • 配当支払総額加重型
  • 銘柄入替、リバランスは年4回(他の高配当型インデックスと比べ多い)

 

組入上位銘柄

ファンド組入上位10銘柄は以下の通りです。

 

  1. Exxon Mobil Corp. 10.19%
  2. Verizon Communications Inc. 7.13%
  3. Chevron Corp. 6.53%
  4. Johnson & Johnson 6.41%
  5. Procter & Gamble 5.45%
  6. Pfizer Inc. 5.19%
  7. Csco Systems Inc. 4.67%
  8. Altria Group Inc. 4.50%
  9. Coca-cola 3.93%
  10. Merck & Co. Inc. 3.69%

(2019年3月14日時点)

 

ご覧のように、世界的大企業ばかりです。

しかし特徴的なのは、銘柄の顔ぶれではなく、上位10銘柄で全体の約58%を占めている点です。

また、上位10銘柄の中でも1位と10位で比率に大きな差があります。1位のExxon Mobilと10位のMerckでは実に3.2倍あります。

これらの特徴は、インデックス『モーニングスター配当フォーカス指数』の加重方式が配当支払総額加重であるためと考えると納得できます。配当利回りの高さと時価総額の大きさを兼ね備える企業ほど比重がグンと高くなり上位に来るのです。

そういう意味で、このインデックスへの連動を目指す【HDV】は、思っている以上にトップに集中する傾向が強いETFであると言えます。

 

業種別配分

ファンド組入銘柄の業種別配分は以下の通りです。

 

  1. エネルギー 22.25%
  2. 生活必需品 20.23%
  3. ヘルスケア 17.18%
  4. 資本財・サービス 9.81%
  5. 公益事業 8.93%
  6. 情報技術 7.75%
  7. 通信 7.08%
  8. 金融 3.04%
  9. 一般消費財・サービス 2.48%
  10. 素材 0.89%

(2019年3月13日時点)

 

総銘柄数が75銘柄と比較的少ないので、インデックスの特性上、高配当かつ規模の大きい企業が存在する「エネルギー」「生活必需品」「ヘルスケア」の3セクターは上位に来ています。

公益事業セクターにも高配当企業が存在しますが、企業規模が相対的に小さいためトップ3よりも下位に来て、比率にも大きな差がついています。

通信セクターは高配当で企業規模も大きいのですが、企業数がそもそも寡占傾向のため、AT&Tなどの大型銘柄が1つ外れるだけで下位に来てしまうのでしょう。

 

分配金利回り

2019年1月31日時点のファンドの分配金利回りは3.27%で、高配当型ETFとしては平均的なレベルで、それほど高くはありません。

 

トータルリターン

配当含めたトータルリターンをS&P500への連動を目指す【IVV】と比較したものが下表です。

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HDV】のトータルリターンは、ここ10年ではS&P500に対しけっして良くありません。

高配当を出す成熟企業が支配するインデックスであるため、成長基調の局面では真価を発揮できないのでしょう。

 

しかし、景気後退局面では、『モーニングスター配当フォーカス指数』の要件の1つなっている財務が健全で利益と配当継続が期待できる所謂エコノミック・モートを有する企業は、高成長企業の落ち込みに対し比較的良好なパフォーマンスを示すと言われています。

長期においては急激なリセッションも当然あるので、そのような局面で【HDV】に投資することによって市場平均を上まわる可能性は十分ありうると考えられます。

財務の健全性やエコノミック・モートを有する企業の選択とそれらへの分散投資の見直しを年4回も自動的にやってくれる【HDV】は非常にありがたい存在です。

 

まとめ

iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETFHDV】は、財務の健全性が高く持続的に平均以上の配当を支払うことのできる質の高い米国企業75銘柄に投資できるETFです。

配当利回りの高い成熟した大企業に集中投資する傾向が強いため、成長基調の局面におけるトータルリターンは市場平均型ETFに劣後するかもしれませんが、逆に景気の浮き沈みに対しては影響を受けにくいかもしれません。

「投資家に対しより多くのインカムを安定継続的にもたらしてくれる企業群を投資対象に選んで、景気後退局面においてもしっかりと投資成果を得たい」と考える場合にはオススメのETFです。

 

それでは、また!