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米国の配当貴族、その実力と商品を徹底検証! ベストチョイスはどれか?

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こんにちは。トビオです。

配当貴族と呼ばれる企業は、その言葉の持つイメージも含め、投資家に妙に期待を抱かせる存在です。

今回は、米国🇺🇸の配当貴族指数の実力を検証し、その上で配当貴族指数への連動を目指す金融商品の中でベストチョイスはどれかを考えます。

 

 

米国の配当貴族指数とは?

米国の配当貴族指数には、2つあります。

『S&P500配当貴族指数(S&P500 Dividend Aristocrats index)』と『S&P高配当貴族指数(S&P High Yield Dividend Aristocrats index)』です。

いずれもS&P Dow Jones Indices LLCが公表する指数ですが、前者がS&P500指数の構成銘柄のうち原則25年以上連続増配している銘柄を対象としている時価総額均等加重型のインデックスであるのに対し、後者はS&Pコンポジット1500指数の構成銘柄の中で20年以上連続増配している銘柄を対象としている配当利回り加重型のインデックスです。

各々のインデックスについて、もう少し詳しく解説した別記事が有りますので、よろしければご覧ください。↓

  

investment.tobio.cloud

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『S&P500配当貴族』と『S&P高配当貴族』のリターン比較

それぞれのインデックスへの連動を目指す金融商品を比較することによって、リターンの違いを確認してみましょう。

『S&P500配当貴族指数』への連動を目指す金融商品の代表としては、ProSharesのETF【NOBL】を選んでいます。国内の証券会社では取り扱っていないので購入できないのですが、国内で購入可能な投資信託よりも設定来年数が比較的長いので、データ比較には好都合です。

一方、『S&P高配当貴族指数』への連動を目指す金融商品の代表としては、State Street Global AdvisorsのETF【SDY】くらいしかありません。これは国内証券会社で購入可能です。

 

直近5年間の配当を含めないプライスリターンを比較したものが以下のチャートで、S&P500に連動するETFとして【IVV】を選んでいます。

 

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(出所:Yahoo Financeサイト)

 

ご覧のように、直近5年間のプライスリターンでは【NOBL】と【IVV】は同等で、両者に対して【SDY】はかなり劣後しています。

 

次に、配当を含むトータルリターンを比較したのが以下のチャートです。

ご覧の様に、今度は【SDY】も盛り返し、5年間では最終的にいずれのETFも同等のトータルリターンとなっています。

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(出所:ETFreplay.com サイト)

 

上記データのトータルリターンに加え、ボラティリティと最大下落率を棒グラフで表したものが以下です。

トータルリターンは同等でも、ボラティリティと最大下落率に関しては、【IVV】に比べて配当貴族の【NOBL】と【SDY】は小さく優位です。

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(出所:ETFreplay.com サイト)

 

米国の配当貴族指数に連動する金融商品

『S&P500配当貴族指数』への連動を目指す金融商品としては、先述のETF【NOBL】以外に、次に示す投資信託2種類、ETN1種類が存在します。

 

    ① S&P500 Dividend Aristocrats ETF【NOBL】

    ② SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン

    ③ 野村インデックスファンド・米国株式配当貴族

    ④ NEXT NOTES S&P500 配当貴族(ネットリターン)ETN【2044】

 

また、『S&P高配当貴族指数』への連動を目指す商品は先述のETF1種類です。

 

    ⑤ S&P米国高配当株式ETF【SDY】

 

上記のうち、国内で購入可能な②〜⑤を中心に、リスクとコストを見ていきましょう。

 

リスク

株価変動リスク

①〜④は基本的に同じインデックスに連動することを目指していますので、代表として①の【NOBL】と⑤の【SDY】のベータ値を比較してみましょう。

ベータ値とは、市場全体に対する個々の株価の感応度を表します。

2019年3月22日時点の各々のベータ値(3年)は、【NOBL】が 0.89、【SDY】が 0.86ですので、いずれも市場全体の変動に対しては小さいです。

意外にも【NOBL】の方が僅かながら大きいですが、市場変動に対するリスクに大差はありません。

 

為替変動リスク

②〜④は円建て商品、⑤は米ドル建て商品ですが、元はいずれも外貨建て資産ですので米ドル/円為替レートの影響を受けます。

ただし、③のみ「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」の両商品がありますので、為替リスクが気になる方は、「為替ヘッジあり」を選んでリスク低減を図ることはできます。

 

流動性リスク

②と③は投資信託なので売買できないということは基本的にないです。

④については出来高が少なく、また東証のパンフレットには「マーケットメイクなし」と記載されていますので、流動性リスクはそれなりにあるものと思われます。

⑤については十分な出来高は日々あるので、流動性の心配はないでしょう。

 

コスト

信託報酬(管理費用)

②の信託報酬は 0.594%(税込)、③が 0.54%(税込)、④は管理費用として 0.85%、⑤は総経費率が 0.35%です。

④の管理費用は他と比べてかなり高く設定されています。

コストに関しては、やはり米国ETFに敵いません。

 

売買手数料 

売買手数料については、②と③はノーロードで購入可能です。

④と⑤については基本的には証券会社毎で所定の手数料がかかりますが、楽天証券SBI証券マネックス証券松井証券などの大手ネット証券では、NISA口座なら売買手数料が無料あるいはキャッシュバックとなるところが増えています。

 

(なお、②〜⑤の個々については、別記事でもう少し詳しく紹介していますので、よろしければご覧ください。)

 

まとめ

米国の配当貴族指数『S&P500配当貴族指数』と『S&P高配当貴族指数』は、いずれも長期にわたり増配を続けてこられるだけの強い事業基盤と株主への強い還元志向を有する企業群に投資することができる魅力的なインデックスです。

今回、本記事をリライトしたタイミングでは、上記2つの配当貴族指数に連動するETFのパフォーマンスはトータルリターンに関して同等だったので、両者引き分けです。

それでも、これらのインデックスへの連動を目指す幾つかの金融商品の中で、投資対象としてのベストチョイスは、

    野村インデックスファンド・米国株式配当貴族

であるとトビオは考えます。

投資信託を選んでおけば配当再投資の手間もかかりませんし、長期間我慢強く積立投資を継続すれば、S&P500指数を上回るトータルリターンを得ることも期待できそうです。

欠点を探すとすれば、市場平均型インデックスへの連動を目指す投資信託ETFと比べると、やや信託報酬が高めである点くらいでしょうか。

 

それでは、また!