トビオのじぶん年金便り

定年後の生活に備えて米国株投資を始めました。高利回りのポートフォリオで自分年金作りを目指していきます。

個人投資家にとってポートフォリオ銘柄数は幾つが適切か?

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こんにちは。大空トビオです。

トビオはサラリーマン定年後の公的年金を補う自分年金を作るために米国株投資を行っている素人個人投資家ですが、そんな投資家にとって適切なポートフォリオ銘柄数はいったい幾つくらいなのでしょうか?

 

これまでトビオは個別銘柄で米国株を10銘柄保有してきましたが、結論から言うと、銘柄数を15〜20程度に増やすことにしました。その際、有名な投資家や評論家の言葉を参考にするため、本やインターネット・サイトを調べましたので、まずはその結果を整理しておきましょう。

 

ベンジャミン・グレアム:10〜30銘柄

大投資家ウォーレン・バフェットやバンガード・グループの創業者ジョン・ボーグルが師と仰いだベンジャミン・グレアムはその著者『賢明なる投資家 The Intelligent Investor』の中で、「十分な、しかし過度にならない程度の分散投資を行うこと。例えば、10銘柄以上30銘柄以下くらいが望ましいであろう」と述べています。

 

ウォーレン・バフェット:(プロ)5〜10銘柄、(素人)インデックス

バフェットは巨万の富を築き上げたフォーカス投資家として知られており、「投資の知識を持ちビジネスの長期的優位性を有する割安銘柄を選択できるのなら5〜10銘柄がよい」と言っているようですが、一般の個人投資家(素人)に対してはインデックス投資を薦めています。

 

ピーター・リンチ:小さめのポートフォリオでは3〜10銘柄

フィデリティのカリスマ・ファンドマネージャーであったピーター・リンチは、その著書『ピーター・リンチの株で勝つ』の中で、「ポートフォリオの多角化のためにということで、知らない銘柄を組み入れるのは賢いとは言えない。おろかな多角化は、小口投資家にとっても鬼門である。(中略)小さめのポートフォリオでは、3ないし10銘柄保有するのがよいと思う。複数の恩恵を受ける可能性があるからだ」と述べています。リンチの推奨銘柄数はかなりの集中投資ですが、個人投資家の個別銘柄投資における『おろかな多角化』を戒める意味合いが強いのでしょう。

 山崎元:3銘柄以上、徐々に増やす

経済評論家として著名な山崎元氏は、証券コラム『ホンネの投資教室』の第144回の中で、「現実の株式は、相関係数がゼロというほど都合良くできていない。程度に差はあっても一緒に動くことが多く、プロのポートフォリオとして十分 なリスク分散をするには20銘柄では不十分だ。(中略)20銘柄や30銘柄ではとても十分とは言えない。」と、プロのポートフォリオに対しての銘柄数について述べられています。個人投資家に対しては、インデックス投資を推奨する投資本を数多く著されている一方で、著書『資産運用実践講座 〜 II 株式投資と金融商品編』の中においては、「上手に組み合わせると数銘柄でも相当のリスク低減効果があるので、個人でも有効な分散投資ができ(中略)、できれば最初から業種が違う3銘柄以上の銘柄に投資して欲しいと思います。あとは徐々に銘柄数を増やしてください」と述べられています。

 

バフェット太郎:8〜16銘柄

投資ブロガーとして人気のあるバフェット太郎氏は、その著書『バカでも稼げる$「米国株」高配当投資』の中で、個人投資家に対しては8〜16銘柄がちょうどよいと、飲み頃のカルピスに例えて述べられています。

 

以上の方々の言葉を押さえておいた上で、トビオ自身は、次の3つの観点で自分なりに銘柄数の妥当性を振り返っておくことにしました。

 

①分散は十分か? 過度ではないか?

②欲しい銘柄を保有するのに十分か?

③管理が大変にならないか?

 

トビオ①:分散は十分か? 過度ではないか?

まず、リスクの観点で分散投資がどのくらい効くかをざっくりイメージするために、銘柄固有の変動リスクσの自乗和平均から全体変動リスクを単純計算で求めてみると、仮に1銘柄の変動リスクが±10%の場合には、独立した5銘柄全体の変動は約±4.5%、10銘柄なら約±3.2%、15銘柄なら約±2.6%、20銘柄なら約±2.2%、25銘柄ならちょうど±2%、30銘柄なら約±1.8%となりました。この数字を見ると、やはり10銘柄以下だとまだ変動リスクが大きい気がしますし、逆に20銘柄以上に増やしても全体変動の低減効果は鈍くなるので、トビオ自身は15〜20銘柄くらいがちょうど納得できそうです。しかしながら、各銘柄の株価変動が完全に独立しているなんてことは現実の市場ではなく、システマティック・リスクとも呼ばれる銘柄分散が効かない市場全体のリスクの影響を大きく受けるでしょうから、しっかりセクター分散を効かせたうえで、あくまで数値は目安として考えることにしました。

 

セクター分散に関しては、これまでも10銘柄では少ないと思うことがままありました。米国株は11セクターに分類されていますので、そもそも既に1つ足りませんし、満遍なく分散させたうえで、例えばディフェンシブ側にもう少し重心を寄せたいと思っても、同一セクターに複数配置する自由度がもうありません。実際、ディフェンシブ寄りにするために生活必需品セクターへ複数銘柄を配置しようとして、一般消費財や資本財セクターからは銘柄を外すなんてこともありました。でも15銘柄くらいまで増やすと、かなり重心寄せも容易になります。

 

トビオ②:欲しい銘柄を保有するのに十分か?

これは実は最も気になっていた事です。米国株に投資していると、事業基盤の優良で株主にしっかり還元してくれる企業、魅力的な製品や革新をもたらしてくれそうな企業が数多くあります。あの会社の株もこの会社の株も買いたいと思うのは多分自分だけではないでしょう。欲しい銘柄の株を保有するのには10銘柄では少な過ぎると感じました。銘柄を新たに追加する度に、限られた銘柄数に入れるため、それまで保有していた銘柄を売却していては、売買手数料コストが嵩む結果となりリターンにも影響します。また一旦売却しても未練がましく再び欲しくなることが自分の性格上よくあるので、あまり厳格に保有銘柄数の上限を設けず、欲しい銘柄だと思えるなら銘柄追加し、銘柄入替はしない方が、結果的に売買手数料コストを抑えることができそうに自分には思えました。

 

トビオ③:管理が大変にならないか?

トビオの場合には管理が大変になるという事はないのです。というのは、各銘柄の保有割合については基本的に均等バランスを維持していくスタイルなので、手数料負けしない1,111$(売買手数料が約定金額の0.45%、最低5$の場合)ずつ、その時点で最も保有割合の少ない銘柄を買い増すだけなのです。

 

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以上、トビオがポートフォリオ銘柄数を見直す際に調べたり考えたことをご紹介しました。

トビオ自身は、個別銘柄を15〜20銘柄くらいまで増やすことにしましたが、皆さんは幾つくらいが適切だとお考えでしょうか?

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

なお、参考にした本については、これからポートフォリオを作ろうとされている方には一読されることをお薦めします!