これまでの自分の投資スタイルの変遷や経験を振り返り、個別株投資を始めた頃の陥りやすいパターンを整理し、多くのサラリーマン投資家が個別株投資からインデックス投資に変わっていく理由を記事にしてみました。
多くのサラリーマン投資家が個別株投資からインデックス投資に変わる3つの理由
トビオは現在、インデックス投資を資産形成のコアにしていますが、最初は高配当個別株投資からスタートしました。その後、グロース株投資を経て、今のインデックス投資に至ります。
案外、短期間で投資スタイルをコロコロと変えましたが、個別株投資をしていた時を振り返っての1番の反省点は、どうしても短期売買が激しくなってしまったことです。その反省を踏まえて今のインデックス投資スタイルになりました。
以下に、そうなった理由を整理してみました。
①いろんな銘柄に興味が湧いてあれこれ買いたくなる衝動に駆られる!
個別株への投資を始めた頃は、いろんな情報を集め、その知識を使ってどれに投資しようかと考えます。そうするといろんな銘柄が魅力的に思えてきて、資金が限られているのに様々な銘柄を買いたくなる衝動に駆られます。
銘柄分散自体は基本的には良いのですが、当然、全ての銘柄の株価が上がるわけではなく、上昇下落まちまちです。上昇した銘柄の勢いに惹かれてそれにもっと投資したくなり、下落した銘柄を抱えたくない意識も働き、また資金も限られていることから、下落銘柄を損切りし上昇銘柄に追加投資しがちです。
つまり、少ない資金を増やすために少しでも上手に運用したいと、多くの投資家は思ってしまうのです。
こうして売買は激しくなっていきますが、その割には利益は増えていきません。むしろ実現損益のマイナスが積み上がったりします!
②日々の株価の動きや関連ニュースが気になりすぎる!
個別株は各々の銘柄の個性が際立っていることもあり、どうしても様々な銘柄のニュースとそれに伴う日々の株価の動きが気になってしまいます。それらを勉強することは悪くはないのですが、どうしても時間を取られてしまいますし、それらを知るとどうしても出遅れないように買いたい売りたい衝動に駆られます。
しかし、短期的に上がる株や下がる株を市場の動きに先んじて見定め行動することは素人にはなかなか出来ないので、売買を繰り返しても利益はなかなか増えていきません。またしても実現損益のマイナスが積み上がったりします!
③ポートフォリオのバランスが気になりすぎる!
前述のようなパターンで売買が激しくなり、個別株ポートフォリオのバランスが崩れてくると、今度はそれが気になり始め、あまり利益が乗っていなくても一部を売却し、バランスを取ることを理由にして違う銘柄を新たに購入したりもします。
結果、投資効率は益々悪くなります!
資金が少ないうちは、サラリーマン投資家にはインデックス投資が最善の策かも!
こうして、多くの個別株投資を始めたサラリーマン投資家が「個別株投資で大きく増やせないなら、インデックス投資でいいんじゃないか?」と考えるようになり、結局、インデックス投資に鞍替えするのではないでしょうか?
特にS&P500などの米国株インデックスに少し投資して、それで案外利益が安定して伸びていくのを少し経験すると、益々そう思うでしょう。少なくとも、トビオは【VOO】に投資してそう感じました。
資金量の限られているうちは、下手に多くの個別株に資金を振り分けて個々の株価変動に振り回されるのではなく、堅いインデックスに着実に積立投資して、着実に資産を増やしたほうが良いように思えます。
でも投資スタイルを固定する必要はない!
トビオは、今はインデックス投資をコアにしていますが、決して個別株投資を否定する気持ちは全くありません。自分の投資スタイルをインデックス投資に固定するつもりはありませんし、その必要もないと思っています。
トビオも、いずれは再び個別株投資にも資金の一部を投じたいとも思っています。でもそれはインデックス投資で運用資産をもっと増やしてからです。
あくまで「先ずコア資産をインデックス投資で積み上げる」というのが今の自分の投資スタイルです。コア資産が十分に形成出来ていないうちから、個別株にあれこれ手を出すのはやめて、焦らずじっくりいこうと思っています!
それでは、また!