こんにちは。トビオです。
今回は、家計簿アプリ【Moneytree(マネーツリー)】は資産管理アプリとして使えるのかについてレポートしたいと思います。
はじめに
皆さんは、家計簿アプリをどのように使われていますか?
もちろん日々の家計簿として使われている方が多いでしょう。一方で、家計簿ツールとして使うのではなく、中長期的な資産運用の管理ツールとして使いたいという方も多いのではないでしょうか。
普段トビオは【マネーフォワードME(MoneyForward ME)】のプレミアム会員版を資産管理ツールとして使っています。
月額480円掛かりますが、トビオが資産管理ツールとして使う場合には無料会員版の機能では足りないため、プレミアム会員版を使い続けています。
でも、無料で使い勝手の良いアプリが他にあるのなら切り替えを検討してもいいかなと思い、並行して他のアプリも色々と試してみることにしました。
今回は、【マネーフォワードME】と共に人気の高いアプリ【Moneytree(Ver. 1.22.3)】の、資産管理ツールとしての使い勝手をレポートしたいと思いますが、評価の観点は、あくまで「【マネーフォワードME】のプレミアム会員版から乗り換えたらどうか? 資産管理ツールとしてどうか?」という見方をしています。もちろん無料アプリが不利なのは承知していますが、敢えてそうしています。
なお、【マネーフォワードME】プレミアム会員版のメリットについては、別記事にしていますので、よければご覧ください。↓
評価のポイント
資産管理ツールとしての使い勝手の評価は、次の①〜⑤のポイントをチェックして行いました。
①閲覧可能なデータの期間は?
資産管理ツールとして使う上で、現時点における資産状況だけでなく一定期間以上の過去データが閲覧できることが望ましいです。
②連携できる金融機関は十分あるか?
資産管理として使ううえで最も重要なのは、自分の金融資産口座で主要なものは全て連携できることです。資産全体がひとつのアプリ上で確認できるからこそそのアプリを使うのであって、連携できない口座がいくつもあると使う気がしません。
トビオが連携したい金融機関は、資産管理の対象としては、銀行、証券会社、クレジットカード、ソーシャルレンディング事業者、確定拠出年金、持株会。それ以外に普段使いでの利便性の点では、電子マネー、ポイントくらいでしょうか。人によっては、FXや仮想通貨との連携を必要とされる方も多いでしょう。
③資産内訳をグラフ表示できるか?
資産管理ツールとして使うのであれば、預金、株式、債券等、異なるアセット毎の内訳と比率をグラフ表示できると便利です。
④資産推移をグラフ表示できるか?
資産管理ツールとして使うのであれば、資産推移についてもグラフ表示できると増減が一目でわかるので便利です。
⑤グループ分け機能はあるか?
自分ひとりの資産管理以外に、例えば老齢の親世帯の資産管理をする場合や、子供の育英資金を別管理したい場合など、複数グループに分けて管理したくなる場合があります。
評価結果
上記5つの観点で、【Moneytree】と【マネーフォワードME】を比較評価した結果が下表です。
①に関しては、実際に【Moneytree】で金融機関を連携させてデータを取り込んでみた限りにおいては、データ取り込みと閲覧ができたのは過去2年分まででした。
②に関してですが、銀行については連携可能先が多いので【Moneytree】で困ることは多分ないでしょう。但し、同一銀行の複数口座については、残高を別々な口座として表示してくれはするものの支店名まで表示してくれないので識別に困る口座が出てくる点は気になりました。↓
証券会社については、野村證券が現時点はまだ連携未対応(対応予定)のようですが、その他の主要証券会社は連携できます。ちなみに、【マネーフォワードME】ではOne Tap BUYも連携できます。
保険会社については、【マネーフォワードME】では連携できないですが、【Moneytree】では一部連携できるようです。
【マネーフォワードME】では連携できる持株会、FX、ソーシャルレンディングについては【Moneytree】では連携できないので、トビオはこの点がとても残念です。連携できない時は、以下のように手入力することはできます。↓
確定拠出年金については【Moneytree】も連携できました。ちなみに【マネーフォワードME】は公的年金【ねんきんネット】も連携できます。
③と④に関しては、【Moneytree】では全資産推移の時系列棒グラフは表示できます。
また、⑤に関しても、管理対象資産がひとくくり(例えば自分自身のみ)なら【Moneytree】で全く問題はありません。
最後に、全体の使い勝手に関する補足として、【Moneytree】は最長でも5分置きに暗証番号か指紋認証を要求してくるのが煩わしいのと、その度に連携先に再アクセスするので、連携先からも暗証番号入力を求められ二重に煩わしい点はなんとかならないものかと感じました。
まとめ
・主要銀行や主要証券会社(野村證券も今後対応予定)だけで資産を保有している方にとっては、【Moneytree】は資産管理ツールとして十分使える。
・ソーシャルレンディングや持株会の資産まで含めて管理したい方にとっては、現時点の【Moneytree】では資産管理ツールとしては不十分。
というのが結論です。
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資産管理ツールとしての【Moneytree】の評価結果は参考になりましたでしょうか?
今後も、アプリの進化や他のアプリの探索結果をレポートしていきたいと考えています。
それでは、また!