トビオのじぶん年金便り📨

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高配当が魅力のADR銘柄、そのメリットとデメリット!

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こんにちは。トビオです。

米国株投資をしていると、米国外企業の配当利回りの高さに魅力を覚えることがあると思います。米国外企業銘については実際の株式ではなくADRを購入することになるのですが、米国株と全く同様に取引することができます。

トビオもADR銘柄に魅力を覚え、一時期いくつかの銘柄を保有していました。今は保有はしていませんが、配当収入を上積みしていくうえで非常に魅力があります。

今回は、配当重視の投資を行う上で非常に魅力のあるADR銘柄のメリットとデメリットを紹介したいと思います。

 

 

ADR銘柄のメリット

高利回りの銘柄が多い!

ADR銘柄のメリットの1つ目は、冒頭でも述べた様に、配当利回りの高い銘柄が多い点でしょう!

例として高配当銘柄をあげると、以下に示すような銘柄がありますが、いずれも世界的に有名な大企業です。

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(出所:DividendInvestor.com サイト)

 

配当への外国税が非課税のものがある!

ADR銘柄のメリットの2つ目は、配当にかかる税金が非課税になるものがあるということでしょう。配当目的で株式投資をする場合には、これは大きいメリットです。

 

そもそも、配当を貰うと所得税が課税され源泉徴収されます。

米国株の場合、まず米国から10%源泉徴収されて、その残額に対して日本の所得税が20.315%課税されて、実質の手取りは約70%に減ります。

一方、ADR銘柄の場合は米国企業でないため、米国から課税されない代わりに、企業国籍の税制に基づいて課税されるのですが、英国や豪州のADRの場合、外国税が免除されているので、お得なのです!

 

ADR銘柄全部が非課税なの?

残念ながら、そうではありません。一部の国の企業に限られます。

そもそもADR(American Depositary Receipt 米国預託証券)とは、米国外の企業等が発行する株式に対する所有権を示す預託証券で、預託機関である銀行や信託銀行が発行し、通常の米国株式と同じ様に米国市場で取引でき配当も貰えるものです。

ADRの配当に対する現地課税に関しては、対象企業が上場する国と日本の各税制、および二国間の租税条約に基づいて、現地での源泉税率や制限税率が決められます。

税率は国によって異なり、代表的な国の税率は以下に記載した通りです。

 

  • 英国🇬🇧:0%
  • オーストラリア🇦🇺:0%
  • インド🇮🇳:0%
  • ブラジル🇧🇷:0%
  • シンガポール🇸🇬:0%
  • 香港🇭🇰:0%
  • 中国🇨🇳:0, 10%の両ケース
  • 米国🇺🇸:10%
  • フランス🇫🇷:10%
  • オランダ🇳🇱:15%
  • カナダ🇨🇦:15%
  • フィンランド🇫🇮:15%
  • イスラエル🇮🇱:15%
  • ベルギー🇧🇪:現地課税25% → 還付申請15%
  • イタリア🇮🇹:現地課税26% → 還付申請15%
  • ドイツ🇩🇪:現地課税26.375% → 還付申請15%
  • スイス🇨🇭:現地35%

 

税率の高い国のADR銘柄を買ってしまうと、むしろ税金が増えて手取りが減りますので注意が必要です。

現地での源泉税率が制限税率よりも高い欧州の国では、限界税率を適用してもらうためには還付申請が必要になってくるようで、手間がかかります。

確定申告で外国税額控除の申請をして二重課税分を取り戻す手段もありますが、限度額が所得によって決まってくるため必ずしも全額取り戻せるわけではありません。

また、NISA講座でADR銘柄を購入した場合には、日本の所得税は非課税になりますが、二重課税にはならないため外国税額控除が適用されません。

ですから、手放しで税金面でお得なのは、英国・豪州系ADRに限られてくるのです。

  

ADR銘柄のデメリット

しかし、ADR銘柄はメリットばかりでもありません。注意すべき点もあります。

 

米国企業よりも増配志向が低い

ADR銘柄のデメリットとして、全体としてですが、米国企業と比べると連続増配志向が低いです。

下表は、先表のうち税金面で有利な英国・豪州系のADR銘柄について、配当利回りに加え、配当性向・増配率・連続増配年数を同類セクターに属する代表的な米国企業と比較したものです。

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(出所:DividendInvestor.com サイト)

 

先ず、配当利回りは高いものの総じて配当性向が高いです。かなり無理をして配当を支払っているような企業が大半を占めています。

次に、3年増配率よりも5年増配率が低いです。これは安定して増配していないことを示しており、儲けが多い時には配当をそれなりに支払うが儲けが減ると配当を絞るのでしょう。

これに対して、米国企業は3年増配率に対して5年増配率が平均で約1.5倍と順調に増配しています。

最も顕著な違いは連続増配年数の差で、米国企業が圧倒的に優位です!

必ずしも、ADR銘柄が企業として劣っていると言うわけではありませんが、企業の経営体質の違いが米国と米国以外とではっきりとあります。米国企業の経営者は株主評価を重視します。

 

上記の様な企業体質の違いがありますので、高配当を期待してADR銘柄を保有していてもいつ減配するかわからないという怖さがあります。

また、増配や減配があるということは株価の上昇下落もその分激しくなると考えられます。

ADR銘柄は、そういった点を分かった上で保有する必要があると思います。

 

まとめ

ADR銘柄のメリットとデメリットを見てきましたが、まとめると以下の様になります。

【メリット】

【デメリット】

  • 米国企業と比べて連続増配志向が低い

ADR銘柄の持つ利回りの高さは大変魅力的ですので、メリットとデメリットを理解した上で、ポートフォリオの中でうまく使いこなせればいいですね!

 

それでは、また!