こんにちは。トビオです。
米国🇺🇸REITのETFはいくつかありますが、どれを買うかを決める際に、どこが違うのか判らないってこと、ありませんか?
トビオもそうです。
そこで、素人ゆえ専門知識がないながらも、候補となるETFを1つずつ調べていくことにしました。
調べてよく判らない点があっても、気長に調査を積み重ねていこうと思っています。
今回は、米国REIT銘柄のひとつである State Street Global Advisors (以後、SSGA)の SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF【RWR】を紹介します。
ファンドの概要
SSGAの【RWR】は、『ダウ・ジョーンズU.S.セレクトREIT指数』の価格と利回りに、経費控除前で、連動する投資成果を上げることを目標とします。
(2019年3月21日現在)
日本の証券会社経由で買える米国REITの中では【IYR】に次いで古い銘柄です。
経費率も0.25%であり、最近のS&P500指数連動の看板ETFに比べると随分高いですが、競合相手の【IYR】の0.43%に比べるとまだ低いです。
組入銘柄数も95銘柄ありますので、分散はまずまず十分でしょう。
インデックス『ダウ・ジョーンズU.S.セレクトREIT指数』とは?
【RWR】のインデックス『ダウ・ジョーンズU.S.セレクトREIT指数』は、不動産直接投資の代替となる不動産証券のパフォーマンスを計測する指数です。
企業価値と実際の不動産価格とが必ずしも密接に関連しない銘柄は一部除外されている点が特徴です。
構成銘柄は、商業、住宅用不動産を所有および運営し、時価総額2億ドル以上かつ不動産からの収入が総収入の75%以上を占める会社で、浮動株調整後の時価総額により加重計算されています。
除外されるものとしては、森林系REIT、インフラ系REIT、モーゲージREITや、不動産仲介業やエージェンシーなどです。
リバランスは年4回行われます。
【インデックスの特徴】
- 商業、住宅用不動産を所有および運営するREITから構成
- 森林系REIT、インフラ系REIT、広告等の特化型REIT、複合型REIT、モーゲージREIT、不動産仲介業やエージェンシーなどは除外
- 時価総額加重配分
- リバランスは年4回
分配金実績
【RWR】の直近1年間の分配金は以下の通りです。
権利落ち日 分配金 USD
2019年3月18日 0.5443
2018年12月24日 1.0767
2018年09月24日 1.1628
2018年06月15日 0.8445
直近1年間の分配金を合計すると、3.6283 USDですので、2019年3月21日の基準価格98.30 USDで利回りを計算すると、3.69%となります。
運用実績
2019年2月28日時点における10年トータルリターンは年率18.24%で、なかなかのものです。
【RWR】設定来のトータルリターンを米国株式S&P500に連動する【SPY】と比較したのが次のチャートです。
【RWR】の圧勝です。
(出所:ETFreplay.com サイト)
組入上位銘柄
- Simon Property Group Inc. 7.99%
- Prologis Inc. 6.60%
- Public Storage 4.84%
- Welltower Inc. 4.36%
- Equity Residential 4.02%
- AvalonBay Communitiea Inc. 4.00%
- Digital Realty Trust Inc. 3.60%
- Vendas Inc. 3.29%
- Boston Properties Inc. 2.98%
- Essex Property Trust Inc. 2.76%
(2019年3月21日現在)
時価総額加重型なので、組入銘柄95の内の上位10社で全体の44%を占めています。
かなり上位の銘柄に集中したポートフォリオになっています。
なお、1位の【SPG】Simon Property Group REIT はショッピングモール等の商業系REIT、2位の【PLD】Prologis は物流系REIT、3位の【PSA】Public Storage は貸倉庫のREITです。
【RWR】の構成銘柄については、別記事にて詳しく調べていますので、よろしければご覧ください。↓
まとめ
SSGAの【RWR】は、米国REITへの投資を考える場合、競合相手の【IYR】と共に代表的なETFです。
総経費率は【IYR】より低く、有力な投資対象候補になりうるでしょう。
それでは、また!