こんにちは。トビオです。
今回は、毎月の分配金を平準化する試みについてご紹介します。
前回記事の振り返り
以前、高配当株とREITに投資する3つの国内ETFを組み合わせて、毎月分配型の高配当ポートフォリオを作る記事を書きました。
配当重視のポートフォリオをETFで組む投資家なら一度くらいは毎月分配型ポートフォリオを少しくらいは考えたことがあるのではないでしょうか?
国内個別銘柄のほとんどは年2回配当なので、その組み合わせで毎月分配化することは少々やり難いのですが、ETFなら年4回決算のものがそこそこあって、月ズレの銘柄を上手く組み合わせれば、毎月分配型ポートフォリオを実現することは比較的容易だからです。
(ちなみに米国株はほとんどが年4回配当なので、毎月分配化はとても容易にできます)
さて、その時の記事でご紹介した国内ETFによるポートフォリオの3銘柄は下表に記す銘柄でした。
前回記事は以下リンクですので、よろしければご覧ください。↓
3銘柄ETFポートフォリオの課題
前回紹介したポートフォリオの課題は、毎月分配とは言うものの月毎の分配金バラツキが大きいことでした。
例えば、年間100万円を3銘柄に均等に投資した場合に得られる月次分配金を試算すると以下の様な感じになります。
(100万円を2018/10/15終値と同額で3銘柄に1年間投資し、2017/10〜2018/9の分配金実績と同額の分配があったと仮定して算出しています)
ご覧のように、年間4回分配する銘柄であっても4回均等ではないため、月毎のバラツキが大きいですよね。
REITのETFは毎月の家賃収入が分配金のベースなので、年4回の分配金がそれなりに均等なのですが、株式のETFは結局構成する企業の配当が年2回、特に3月と9月に偏っているので、ETFの分配金も偏ってしまいます。
月次分配金を平準化した6銘柄ETFポートフォリオ
前記の様な理由で月毎のバラツキが生まれるので、単に構成3銘柄への資金配分を調整するだけでは改善しません。やはり分配の少ない1・2・7・8月を補充する必要があります。
また、3・6・9・12月の4ヶ月内での平準化も行うことにしました。
分配金利回りと信託報酬の低さを考慮して選定した今回のポートフォリオが下表です。
先程と同様に、年間100万円を6銘柄に均等に投資した場合に得られる月次分配金を試算すると以下の様な感じになりました。
ずいぶん改善した様に思います。
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国内ETFを組み合わせた毎月分配金型ポートフォリオと月次分配金の平準化方法をご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
それでは、また!