こんにちは。トビオです。
今回は、勤務先の持株会について、そのメリットやデメリットをご紹介し、その上で持株会に対するトビオ自身の結論をご紹介したいと思います。
まえがき
皆さんは持株会をご存知でしょうか?
企業にお勤めのサラリーマンの皆さんはご存知の方も多いでしょう。会社が安定した株主作りのために、社員に定期的な自社株購入を奨励する制度です。
トビオも勤務先の持株会に入って少しずつですが自社株を蓄えてきました。以前に勤めていた会社で持株制度があり、自社株が安いうちから持株会に入り積み立ててきた先輩が持株を売って儲けたという話を聞いて「ヨシッ!自分も」と思い始めました。
その会社の持株は一旦売却し多少儲けることができ、その後に転職した新しい会社でも持株制度があったので迷わず始め、大した金額ではありませんが評価額最大の時には数年間で約300万円超に積み上がりました。\(^o^)/
ところが、ここ最近の株価の下落でドンドン下がり始め、瞬間的に200万円を切るところまで下落してしまいました! (ToT)
あの高い時に引き出して売却しておくんだったと悔やんでも仕方ありません。とは言えこのまま放っておくのもどうかと思い、これまで手続きの面倒臭さから放っておいたのですが、いつでも売却できるような準備だけはしておこうと、持株を引き出す決心をした次第です。
持株会のメリット
もちろん、持株会にも次のようなメリットはあります。
①会社から奨励金が出る。
②ドルコスト平均法で買い付けができるので、高値買いになりにくい。
③給料からの天引きなので、気がつくと溜まっていてウレシイ。
④会社の株価が上がると自分の資産も増えるので、仕事の励みになる。
①は実質的なメリットです。
持株会というのは大抵の場合、何%かの補助金が会社から出るのでお得に積み立てることができます。トビオの場合は確か5%の奨励金が出ていたと思います。持株会を始めた当時は、ノーロードの投資信託もあまりなく、逆に3%のお金を積んでくれる持株会制度は大変魅力に感じたものです。
②は持株会制度が定額買いであるためです。
定額買いだと株価が高い時には少なめに安い時には多めに買うことになるので高値買いになりにくく、定量買いの場合よりも気楽に買い続けることができます。
なお、ドルコスト平均法だからと言って、必ずしもリターンが有利になることを保証するものではありません。
③や④も精神的なメリットです。
株価が安定もしくは上昇している時は良いのですが、今回のトビオの様に株価の下落局面では、その嬉しさも消し飛んでしまいます。
持株会のデメリット
前記の様なメリットはあるものの、リスク分散の観点からは収入に加えて自己の資産も1社に集中してしまう持株会はあまり推奨されていないようです。
例えば、経済評論家の山崎元氏の著書『資産運用実践講座 〜 II 株式投資と金融商品編』の中においても、エンロン社や山一證券などの例を出し「一般的なセオリーとしては、勤務先の株式を買うことはリスクの集中になるのでお勧めできません」と述べられています。
また、最近は個人が株式含め様々な投資対象を選んでリスク分散を図りながら資産運用できる環境が整っています。奨励金が少し出るからと言ってリスクが集中する持株会をあえて利用しなくてもよいのではないでしょうか。
今なら、トビオも持株会は最小限にして、一般のノーロードで信託報酬の低い投資信託の積立でもしていたと思います。
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という訳で、トビオは勤務先の持株を引き出して、いつでも売却できる準備を進めます。タイミングを見て売却したら、じぶん年金ポートフォリオの米国株に資金投入していきたいと考えています。
それでは、また!