トビオのじぶん年金便り

定年後の生活に備えて米国株投資を始めました。高利回りのポートフォリオで自分年金作りを目指していきます。

個人投資家にとってポートフォリオ銘柄数は幾つが適切か?

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こんにちは。大空トビオです。

トビオはサラリーマン定年後の公的年金を補う自分年金を作るために米国株投資を行っている素人個人投資家ですが、そんな投資家にとって適切なポートフォリオ銘柄数はいったい幾つくらいなのでしょうか?

 

これまでトビオは個別銘柄で米国株を10銘柄保有してきましたが、結論から言うと、銘柄数を15〜20程度に増やすことにしました。その際、有名な投資家や評論家の言葉を参考にするため、本やインターネット・サイトを調べましたので、まずはその結果を整理しておきましょう。

 

ベンジャミン・グレアム:10〜30銘柄

大投資家ウォーレン・バフェットやバンガード・グループの創業者ジョン・ボーグルが師と仰いだベンジャミン・グレアムはその著者『賢明なる投資家 The Intelligent Investor』の中で、「十分な、しかし過度にならない程度の分散投資を行うこと。例えば、10銘柄以上30銘柄以下くらいが望ましいであろう」と述べています。

 

ウォーレン・バフェット:(プロ)5〜10銘柄、(素人)インデックス

バフェットは巨万の富を築き上げたフォーカス投資家として知られており、「投資の知識を持ちビジネスの長期的優位性を有する割安銘柄を選択できるのなら5〜10銘柄がよい」と言っているようですが、一般の個人投資家(素人)に対してはインデックス投資を薦めています。

 

ピーター・リンチ:小さめのポートフォリオでは3〜10銘柄

フィデリティのカリスマ・ファンドマネージャーであったピーター・リンチは、その著書『ピーター・リンチの株で勝つ』の中で、「ポートフォリオの多角化のためにということで、知らない銘柄を組み入れるのは賢いとは言えない。おろかな多角化は、小口投資家にとっても鬼門である。(中略)小さめのポートフォリオでは、3ないし10銘柄保有するのがよいと思う。複数の恩恵を受ける可能性があるからだ」と述べています。リンチの推奨銘柄数はかなりの集中投資ですが、個人投資家の個別銘柄投資における『おろかな多角化』を戒める意味合いが強いのでしょう。

 山崎元:3銘柄以上、徐々に増やす

経済評論家として著名な山崎元氏は、証券コラム『ホンネの投資教室』の第144回の中で、「現実の株式は、相関係数がゼロというほど都合良くできていない。程度に差はあっても一緒に動くことが多く、プロのポートフォリオとして十分 なリスク分散をするには20銘柄では不十分だ。(中略)20銘柄や30銘柄ではとても十分とは言えない。」と、プロのポートフォリオに対しての銘柄数について述べられています。個人投資家に対しては、インデックス投資を推奨する投資本を数多く著されている一方で、著書『資産運用実践講座 〜 II 株式投資と金融商品編』の中においては、「上手に組み合わせると数銘柄でも相当のリスク低減効果があるので、個人でも有効な分散投資ができ(中略)、できれば最初から業種が違う3銘柄以上の銘柄に投資して欲しいと思います。あとは徐々に銘柄数を増やしてください」と述べられています。

 

バフェット太郎:8〜16銘柄

投資ブロガーとして人気のあるバフェット太郎氏は、その著書『バカでも稼げる$「米国株」高配当投資』の中で、個人投資家に対しては8〜16銘柄がちょうどよいと、飲み頃のカルピスに例えて述べられています。

 

以上の方々の言葉を押さえておいた上で、トビオ自身は、次の3つの観点で自分なりに銘柄数の妥当性を振り返っておくことにしました。

 

①分散は十分か? 過度ではないか?

②欲しい銘柄を保有するのに十分か?

③管理が大変にならないか?

 

トビオ①:分散は十分か? 過度ではないか?

まず、リスクの観点で分散投資がどのくらい効くかをざっくりイメージするために、銘柄固有の変動リスクσの自乗和平均から全体変動リスクを単純計算で求めてみると、仮に1銘柄の変動リスクが±10%の場合には、独立した5銘柄全体の変動は約±4.5%、10銘柄なら約±3.2%、15銘柄なら約±2.6%、20銘柄なら約±2.2%、25銘柄ならちょうど±2%、30銘柄なら約±1.8%となりました。この数字を見ると、やはり10銘柄以下だとまだ変動リスクが大きい気がしますし、逆に20銘柄以上に増やしても全体変動の低減効果は鈍くなるので、トビオ自身は15〜20銘柄くらいがちょうど納得できそうです。しかしながら、各銘柄の株価変動が完全に独立しているなんてことは現実の市場ではなく、システマティック・リスクとも呼ばれる銘柄分散が効かない市場全体のリスクの影響を大きく受けるでしょうから、しっかりセクター分散を効かせたうえで、あくまで数値は目安として考えることにしました。

 

セクター分散に関しては、これまでも10銘柄では少ないと思うことがままありました。米国株は11セクターに分類されていますので、そもそも既に1つ足りませんし、満遍なく分散させたうえで、例えばディフェンシブ側にもう少し重心を寄せたいと思っても、同一セクターに複数配置する自由度がもうありません。実際、ディフェンシブ寄りにするために生活必需品セクターへ複数銘柄を配置しようとして、一般消費財や資本財セクターからは銘柄を外すなんてこともありました。でも15銘柄くらいまで増やすと、かなり重心寄せも容易になります。

 

トビオ②:欲しい銘柄を保有するのに十分か?

これは実は最も気になっていた事です。米国株に投資していると、事業基盤の優良で株主にしっかり還元してくれる企業、魅力的な製品や革新をもたらしてくれそうな企業が数多くあります。あの会社の株もこの会社の株も買いたいと思うのは多分自分だけではないでしょう。欲しい銘柄の株を保有するのには10銘柄では少な過ぎると感じました。銘柄を新たに追加する度に、限られた銘柄数に入れるため、それまで保有していた銘柄を売却していては、売買手数料コストが嵩む結果となりリターンにも影響します。また一旦売却しても未練がましく再び欲しくなることが自分の性格上よくあるので、あまり厳格に保有銘柄数の上限を設けず、欲しい銘柄だと思えるなら銘柄追加し、銘柄入替はしない方が、結果的に売買手数料コストを抑えることができそうに自分には思えました。

 

トビオ③:管理が大変にならないか?

トビオの場合には管理が大変になるという事はないのです。というのは、各銘柄の保有割合については基本的に均等バランスを維持していくスタイルなので、手数料負けしない1,111$(売買手数料が約定金額の0.45%、最低5$の場合)ずつ、その時点で最も保有割合の少ない銘柄を買い増すだけなのです。

 

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以上、トビオがポートフォリオ銘柄数を見直す際に調べたり考えたことをご紹介しました。

トビオ自身は、個別銘柄を15〜20銘柄くらいまで増やすことにしましたが、皆さんは幾つくらいが適切だとお考えでしょうか?

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

なお、参考にした本については、これからポートフォリオを作ろうとされている方には一読されることをお薦めします!

 

国内株ETFと国内リートETFの組み合わせで毎月分配型ポートフォリオを作ってみた!

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こんにちは。大空トビオです。

今回は、国内株ETFと国内リートETFの組み合わせで毎月分配金を受け取ることのできるポートフォリオを作ってみた話です。

 

トビオは配当利回りの高い米国株10銘柄で自分年金作りを進めていますが、米国一極集中もどうかと思い、リスク分散の意味合いで国内株への投資も一部行なうことにしました。投資スタンスは米国株と同様に配当再投資なので、今回の投資対象は国内の高配当株なのですが、資産運用の主力である米国株に比べ投入できる資金は少なくなるため、1銘柄で分散を効かすことのできるETFでポートフォリオを構成することにしました。

ポートフォリオの構成は最終的に以下の通りで、高配当株に投資するETF2銘柄にJリートに投資するETF1銘柄を加えることにしました。

 

毎月分配型高配当ETFポートフォリオ

まず、トビオが選んだ銘柄は以下の通りです。

 

① 1489  NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信

                    (分配月:1・4月・7・11月)

② 1651  ダイワ上場投信-TOPIX高配当40指数

                    (分配月:2・5・8・11月)

③ 1488  ダイワ上場投信-東証REIT指数

                    (分配月:3・6・9・12月)

 

毎月分配型ポートフォリオを組み立てるためには、年4回分配してくれるETFを月ズレで組み合わせます。高配当株型ETFの分配月を調べると、

 

① 分配月が、1・4・7・11月の高配当株ETFは4種類(1399、1489、1577、1698)

② 分配月が、2・5・8・11月の高配当株ETFは1種類(1651)

③ 分配月が、3・6・9・12月の高配当株ETFは現時点なし

 

従って、高配当株メインでポートフォリオを組み立てるのであれば、②は決まり、①の4種類の中から1つ選び、③は仕方がないのでリート型等の別タイプETFを選択することになります。高配当株以外のタイプであれば、

 

④分配月が、3・6・9・12月の高配当型以外のETFは5種類(1398、1488、1597、2515、1557)

 

それでは、トビオの場合の選定経緯を説明しながら上記内容を詳しく紹介していきましょう。

 

国内高配当株に投資するETFの分配月、内容

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◆毎月分配型ポートフォリオを構成するためには、年4回分配してくれるETFを月ズレで組み合わせればよいので、まず現在上場されている高配当株に投資するETFの分配月を調べてみました。結果は以下の通りでした。

 

1399  上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ

                    (分配月:1・4・7・11月)

1478  iシェアーズ MSCIジャパン高配当利回り ETF

                    (分配月:2・8月)

1489  NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信

                    (分配月:1・4・7・11月)

1494  One ETF 高配当日本株

                    (分配月:4・10月)

1577  NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信

                    (分配月:1・4・7・10月)

1651  ダイワ上場投信-TOPIX高配当40指数

                    (分配月:2・5・8・11月)

1698  上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)

                    (分配月:1・4・7・10月)

 

これらの中で年2回分配の1478と1494を候補から除外すると、1・4・7・10月に分配する1399、1489、1577、1698の4つのうちから1銘柄選び、唯一2・5・8・11月に分配する1651と組み合わせれば、ひとまず一年12ヶ月のうち3・6・9・12月以外の8ヶ月は分配金を受け取れるいうことが判りました。

それでは、1399、1489、1577、1698の中身をそれぞれ見ていきましょう。

 

◆まず最初に1399ですが、目論見書によると「MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数に採用されている銘柄の株式に投資を行ない、MSCIジャパンIMIカスタム高流動性高利回り低ボラティリティ指数計算方法に従ってポートフォリオを構築し、原則としてそれを維持することにより基準価額が同指数の動きと高位に連動することを目指します」とあります。うーん? なんとなくとしか解らないですね? 更に見ていくと「MSCIジャパンIMI指数の構成銘柄のうち、金融関連銘柄および上場不動産投資信託証券を除く、一定の市場流動性を持ち配当利回りが比較的高い銘柄をユニバースとし、過去の値動きを数理モデルによって解析し、全体の値動きができるだけ抑えられるような投資比率に最適化した銘柄の組み合わせについてパフォーマンスを指数化したもの」とあります。益々難しいので、値動きが抑えられるように数理モデルの活用によってうまく選定されているとだけ理解して、組入124銘柄のうち上位を見ておくことにしましょう。

 

1位    大塚ホールディングス   1.10%

2位    丸紅   1.09%

3位    三菱商事   1.07%

4位    キリンホールディングス   1.07%

5位    積水化学工業   1.07%

6位    JXTGホールディングス   1.06%

7位    協和エクシオ   1.06%

8位    三井物産   1.05%

9位    大日本印刷   1.04%

10位  関西電力   1.03%

 

見ての通り、配当利回り上位の常連組企業の名前がほとんど見当たりません! それらしいのは三菱商事と三井物産くらいでしょうか。組入上位への集中を避けたパーセンテージとなっていること含め低ボラティリティ化の為なのでしょうが、組入上位銘柄を見る限りにおいては1399は高配当のイメージからは遠のいている印象です。

 

◆次に1489ですが、目論見書によると「日経平均高配当株50指数に連動する投資成果を目指します」とあり、更に「日経平均高配当株50指数は、日経平均株価の構成銘柄のうち、予想配当利回りの高い原則50銘柄で構成される株価指数です。予想配当利回りおよび流動性を加味したウエートを用いて(以下略)」とあります。配当利回りと流動性で重み付けしていることが特徴なので、利回りは期待できそうです。組入上位銘柄を見てみましょう。

 

1位    日本たばこ産業   3.7%

2位    日産自動車   3.6%

3位    SUBARU   3.3%

4位    武田薬品工業   3.2%

5位    三菱商事   3.2%

6位    大和証券グループ本社   3.2%

7位    日本郵政   3.1%

8位    NTTドコモ   3.1%

9位    キャノン   3.0%

10位  みずほフィナンシャルグループ   3.0%

 

見ての通り、配当利回り上位常連組の見慣れた大企業が並んでおり、10位までで全体の32.3%を占めています。1489の銘柄構成は高配当型ETFらしく、利回りの高さは大いに期待できそうです。

 

◆3番目の1577は、目論見書によると「野村日本株高配当70に連動する投資成果を目指します」とあり、更に「野村日本株高配当70は、国内金融商品取引所に上場する全ての普通株式のうち、今期予想配当利回りの高い、原則70銘柄で構成される等金額型の指数」とあります。等金額型であることが特徴です。組入上位銘柄は以下の通りです。

 

1位    SBIホールディングス   2.9%

2位    第一三共   2.6%

3位    エーザイ   2.4%

4位    ソニーフィナンシャルホールディングス   1.9%

5位    アステラス製薬   1.9%

6位    丸紅   1.9%

7位    双日   1.8%

8位    トレンドマイクロ   1.7%

9位    フジ・メディア・ホールディングス   1.7%

10位  三井物産   1.6%

 

1577も、組入上位10社を見る限りでは、配当利回り上位が常連の企業の名前があまり見当たりません。等金額型である結果なのでしょうし、利回りの変動は小さくなるのかもしれませんが、絶対的な利回りの大きさはその分犠牲になってくるように思います。

 

◆最後に1698は、目論見書によると「東証配当フォーカス100指数に採用されている株式および上場不動産投資信託証券に投資を行ないます」とあり、「東証配当フォーカス100指数は、時価総額および予想配当利回りに着目して選定された100銘柄(株式90銘柄、REIT10銘柄)を対象」としており、更に「TOPIX1000および東証REIT指数の構成銘柄のうち、時価総額および予想配当利回りが上位の銘柄を対象」とあります。母集団がTOPIX1000なので大型株から中・小型株までの広範囲の銘柄が対象である点とリート銘柄が含まれている点が大きな特徴です。組入上位銘柄も見ておきましょう。

 

1位    花王   7.78%

2位    キャノン   6.53%

3位    日本たばこ産業   6.32%

4位    トヨタ自動車   5.53%

5位    ブリヂストン   4.77%

6位    キリンホールディングス   4.53%

7位    大塚ホールディングス   4.00%

8位    三菱UFJフィナンシャル・グループ   2.93%

9位    ジャパンリアルエステイト投資法人 投資証券   2.83%

10位  日本ビルファンド投資法人投資法人 投資証券   2.45%

 

 1698の組入上位銘柄において特徴的なのは、連続増配年数26年でダントツ1位の花王が組入銘柄1位に来ている点でしょうか。4位のトヨタ自動車は時価総額の点で上位に来ているのでしょう。9位と10位はリートです。

 

◆次に、上記4銘柄の信託報酬と分配金利回りを比較しておきます。

 

                信託報酬(税込)     分配金利回り

1399             0.378%                      2.83%

1489             0.3024%                    4.11%

1577             0.3456%                    3.42%

1698             0.3024%                    3.19%

 

以上4銘柄の1・4・7・10月分配のETFの中から、最終的にトビオは配当利回りの高さを優先して1489を選びましたが、1日の出来高がそれなりにあるのは1489と1577で、1399と1698は極端に少ないことも考慮しています。

 

◆次に、2・5・8・11月に分配する1651についても、同月分配する銘柄の選択肢が他にないとは言うものの、一応目論見書を押さえておきましょう。目論見書によると「TOPIX高配当40指数の変動率に一致させることを目的として、TOPIX高配当40指数に採用されている銘柄の株式に投資します」とあり、更に「TOPIX高配当40指数は、TOPIX100の算出対象を母集団とし、配当利回りに着目し、直近の実績配当利回りが相対的に高い40銘柄により構成されている時価総額加重平均型の指数」とあります。母集団がTOPIX100なので時価総額と流動性が特に高い大型株100銘柄が対象で、特徴的なのは“実績”配当利回りで銘柄選定されている点と時価総額加重平均型指数である点です。時価総額の大きい銘柄に引っ張られる傾向が強く出るでしょう。組入上位銘柄を見ておきます。

 

1位    三菱UFJフィナンシャル・グループ   5.1%

2位    トヨタ自動車   4.9%

3位    三井住友フィナンシャルグループ   4.8%

4位    本田技研   4.7%

5位    KDDI   4.7%

6位    みずほフィナンシャルグループ   4.6%

7位    三菱商事   4.2%

8位    NTTドコモ   3.7%

9位    東京海上ホールディングス   3.6%

10位  アステラス製薬   3.3%

 

 組入銘柄上位は、実に大企業ばかりです。

 1651の信託報酬と分配金利回りは次の通りです。先出の4つのETFよりも信託報酬が低く、分配金利回りも1489並みに高いです。

 

                信託報酬(税込)     分配金利回り

1651             0.2052%                    4.10%

 

3・6・9・12月が分配月の国内上場ETF

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◆最後に、3・6・9・12月が分配月のETFを選ぶ作業に入ります。残念ながら、先に述べた通り国内高配当株に投資するETFで当該月に分配するものは現時点では上場されていないので、高配当株ETF以外のものでカバーする必要があります。調べてみると次の5銘柄が見つかりました。

 

1398  SMAM 東証REIT指数 上場投信

1488  ダイワ上場投信-東証REIT指数

1597  MAXIS Jリート上場投信

2515  NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数連動型上場投信

1557  SPDR S&P500 ETF

 

1398、1488、1597はいずれも東証REIT指数に連動するETFで、2515はS&P先進国REIT指数連動するETFです。最後の1557は米国のS&P500指数に連動する株式型ETFです。

ポートフォリオの当初目的がリスク分散のための国内への投資であることから、まず1557と2515を除外しました。残る3つの国内リート型ETFの信託報酬を比較すると、1398が0.2376%、1488が0.1674%、1597が0.27%。出来高の最も少なそうな1398を避け、残り2つからコストの低い1488を選定することにしました。

 

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以上、国内株ETFと国内リートETFの組み合わせによる毎月分配金を受け取ることのできるポートフォリオ作りの紹介でした。

 

トビオは他に米国株ポートフォリオを運用しているため、今回のポートフォリオ作りでは国内株ETFと国内リートETFだけを投資対象としましたが、仮に今回のポートフォリオだけしか運用しないのであれば、外国リートETFの2515や米国株S&P500指数に連動するETFの1557SPDR(スパイダー)も加えて、グルーバルなポートフォリオにしても、なかなか面白いかもしれません。また、国内リートのETFだけで毎月分配型のポートフォリオを組み立てることもできます。これについては他の方が書かれたブログ記事が幾つかあります。

 

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

皆様のポートフォリオ作りの参考になれば幸いです。

 

株式市場に勝とうとすることは無意味!? 本の紹介:『敗者のゲーム Winning the Loser’s Game』チャールズ・エリス著

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こんにちは。大空トビオです。

今回は、またまた有名な投資本の紹介です。

 

『敗者のゲーム Winning the Loser’s Game』

チャールズ・エリス著

日本経済新聞出版社刊

 

「敗者のゲーム」とは?

◆著者は「市場に勝とうとする株式投資」を「敗者のゲーム」と呼んでいます。何故「敗者のゲーム」なのか?「投資家の大多数は市場平均に勝てない。何故なら、投資家そのものが市場だから。」というのが答えなのでしょう。それ故、「市場に勝とうとすることは無意味である。」と本の帯にも書いてある様に、著者のエリスは、市場に勝とうとするアクティブ・ファンドではなく、市場そのものであるインデックス・ファンドへの投資を薦めています。「敗者のゲーム」には参加せず、インデックスに投資して、自らの投資目的を達成するための適切な運用方針を策定し堅持するという「勝者のゲーム」に集中するべしと述べています。有名な投資家ウォーレン・バフェットも、個人投資家にはインデックス投資を薦めていますよね。その様に言われると、シーゲルの『株式投資の未来』を読んで個別株に投資しているトビオも、インデックス投資に宗旨替えしようかなぁと、心は揺れ動きます。

 

運用における「時間」の重要性

◆この本の中で著者は、運用における「時間」の重要性についても述べています。つまり、長期間で見ると資産クラスの収益率変動は収斂していき、収益の短期変動の影響よりも長期予想配当の方が重要になるということです。この辺のことは、シーゲル本『株式投資の未来 The Future for Investors』や『株式投資 Stocks for the Long Run』にも載っており、株式投資の基本事項なのでしょう。言い換えると、長期投資では、短期の株価の上下動は気にせずに長期的に予想できる収益(投資家にとっては企業からの配当)を重要視すれば良いという風にも理解することができます。こう言われると、グロース株ではなくディフェンシブな高配当株中心に投資している身としては勇気が出ます。

 

◆その他に、本書では、運用基本方針の策定や、運用成果の見方、個人投資家のための十戒など、投資における基本事項として知っておくと役に立つことも色々載っています。この部分が、先にも書いた「勝者のゲーム」の指南書の部分にあたります。

 

一読しておくことをお勧めします!

証券会社、どこを選ぶ? 楽天証券/SBI証券/マネックス証券の徹底比較!

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こんにちは。大空トビオです。

 

さて、今回は、証券会社選びについて書いてみようと思います。

現在、トビオは証券口座として、野村・大和・マネックス・SBI・楽天の計5口座を開設していますが、いろいろ試してみた結果、現在は楽天証券をメイン口座にしており、他は休眠状態です。

米国株中心のネット取引を低コストでできるのは、やはり楽天・SBI・マネックスの3証券会社ですので、これらを実際に使ってみて感じたメリットやデメリットを比較してみたいと思います。

比較のポイントは次の10項目です。

①取引サイト画面の見易さ

②資産状況のグラフ表示可否

③資産全体の把握のし易さ

④資産運用記録の残し易さ

⑤外国株取引における資金移動の要否

⑥外国株取引可能な国と商品

⑦米国株取引パターンの豊富さ

⑧米国株取引アプリの有無

⑨取引手数料

⑩銀行連携によるメリットとポイント獲得

 

①取引サイト画面の見易さ

先ずは見た目から。サイトの色使いは見た印象を左右すると思いますが、楽天は淡いブルーとグリーンが基調で他の色も抑え気味に使われており目に優しく爽やかな印象です。

SBIもブルー基調ですが、所々に強めの他の色が使われておりやや疲れる感じ。

マネックスは黄色と淡いグレーが基調で、他の色があまり使われていないため嫌味はありませんが、やや爽やかさに欠ける感じ。自分は楽天が最も好印象でした。

 

②資産状況のグラフ表示可否

商品の保有割合を円グラフ表示したり残高推移を棒グラフ表示することができるのは楽天とマネックスで、SBIはできません。資産管理する上でこれくらいはできて欲しいと自分は思います。

マネックスの場合にはMONEX VIEW βというツールを動かして見る必要があり、少々煩わしさを感じます。

この点、楽天はサイトの中でストレスなく使えます。

 

③資産全体の把握のし易さ

資産全体を1ページで見渡せると、全資産をその口座にまとめておけば、増えていく達成感を感じれていいものです。そう思うのは自分だけでしょうか? 楽天とマネックスではこれができますが、SBIはできません。

まず、楽天は1ページ内に、資産合計、商品グループ毎の評価損益と実現損益、全商品の保有数量と評価損益を全て表示できます。スッキリと整理されていて文句なしです。

マネックスは、資産総額と商品グループ毎の資産額と評価損益までは1ページ表示できますが、各商品の数量や評価損益は別ページ表示となります。まぁ、これでもいいですが。

それに対してSBIは、円建て資産と外貨建て資産が別シートに分かれており、こっちは幾ら、あっちは幾らといった感じになります。資産全体の把握のし易さでは楽天が最も良いと思います。

 

④資産運用記録の残し易さ

楽天の場合、パフォーマンスリスト、保有商品リスト、配当・分配金リスト等が整ったフォーマットで簡単にPDFファイル化できます。これは毎月の運用状況を記録として残すのに大変便利です。

SBIもCSV形式での保有商品データのダウンロードはできるようですが、ボタン1つで簡単にPDF化できる楽天の方がはるかに扱い易いです。

マネックスの場合はデータダウンロードできるかどうかも解りませんでした。

SBIとマネックスを利用されている方は、資産運用の記録をどのようにして残されているのでしょうか? あんまりスマートではないかもしれませんが、スクリーンショットで残すのかな?

 

⑤外国株取引における資金移動の要否

これは楽天とSBIでは必要ないのですが、マネックスでは外国株を取引する際には、事前に一旦総合口座から外国株取引口座へ資金移動しておく必要があります。資金がたくさんあれば一度にドカンと移動しておけば良いのですが、資金をやり繰りしながらの運用であれば少々不便です。

また、マネックスの外国株取引口座で取引した結果が総合口座へ反映されるのには1日ほど時間遅れが発生します。自分はこれにかなりストレスを感じました。

 

⑥外国株取引可能な国と商品の数

取引可能な外国の数でいけばトップはSBIで、米国・中国・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア・シンガポール・タイ・マレーシアの9カ国です。

楽天も、米国・中国・シンガポール・タイ・マレーシア・インドネシアの計6カ国。でも普通ここまで手を拡げる人は稀でしょう。

マネックスは米国と中国の2カ国ですが、通常はそれで事足りるのではないでしょうか。むしろマネックスは取引可能な米国企業数やETFの種類が多く3000銘柄以上あるということで、米国取引に力点が置かれています。

だからといって楽天やSBIでも数に不足することはないでしょう。

本項⑥に関しては、あえてアセアン諸国の個別株に投資したい方を除いて、数の多少では優劣はつかないと考えます。

 

⑦米国株取引パターンの豊富さ

米国株取引の場合を想定して説明します。

まず、発注パターンですが、楽天とSBIの米国株取引ではシンプルに成行注文と指値注文のみです。逆指値注文ができないので、損切り注文を出したい時に困ります。

これに対しマネックスは逆指値やトレール注文(株価の上昇に連れて売値を吊り上げて行ったりできる)に加えて、様々な条件付注文にも対応しています。従って、細かな値動きを見ながら頻繁に売買する投資スタイルの方であれば断然マネックスをお勧めします。

一方、細かなタイミングを見計らった取引をしない定期積み立ての様な投資スタイルなら、楽天やSBIの指値・成行の2パターンでも通常はあまり不便は感じないと思います。トビオもその投資スタイルです。

次に取引可能時間ですが、米国株取引の場合、楽天とSBIは市場が開いている時間での取引となりますが、マネックスはプレマーケットとアフターマーケットでの取引も可能です。プレとアフターの値動きは通常のマーケット時間内より激しい場合がありますが、ポンと安値で買えたり高値で売れたりもします。

更にマネックスの場合、注文有効期間が最長で90日に設定できます。SBIが当日含め15日、楽天が当日のみであるのと比較すると断然長いので、最長90日の損切り注文を出しておけば、その間に株価をチェックし忘れて暴落しても何とかなるので安心です。

以上の様に、米国株取引パターンの豊富さに関しては圧倒的にマネックスの勝ちです。

 

⑧米国株取引専用アプリの有無

楽天・SBI・マネックスの内で米国株取引できる専用アプリがあるのは今のところマネックスだけです。スマホにもタブレットにも対応しています。TradeStationという名前のアプリですが、これが優れもので、前項⑦で書いた様々な発注、リアルタイムのチャート表示やテクニカル解析、チャート上での発注価格表示、ポートフォリオ管理もこのアプリひとつでできます。マネックスなら米国株でも国内株取引アプリ並のことが無料で行えるのです!

繰り返しになりますが、前項⑦と本項⑧で書いた米国株取引におけるマネックスの便利さは、細かなチャートの動きを見ながら頻繁に取引するのであれば、決定的なポイントになるでしょう。

 

⑨取引手数料

国内株取引手数料については、楽天とSBIは共に業界最安レベルで競い合っています。両者と比べるとマネックスはやや不利ですが、決定的とまでは行かないレベルだと思います。

外国株取引手数料については、米国株の場合ですが、3者とも約定代金の0.45%(最低5$)で横並び互角ですが、ドル転手数料だけは住信SBIネット銀行を活用した場合のSBI証券が有利です。

 

⑩銀行連携によるメリットとポイント獲得

楽天証券には楽天銀行、SBI証券には住信SBIネット銀行という便利に連携できてお得な銀行があります。マネックス証券には楽天やSBIほどお得な連携銀行は無いようです。

楽天の場合、楽天証券と楽天銀行の口座間を連携するマネーブリッジという仕組みがあって、これをすれば証券口座内の余剰円資金を夜10時頃に銀行口座に自動的にスイープしてくれます。銀行側の利息はなんと0.1%と超破格です!

SBIにも似たような証券口座と銀行口座間の連携システムがあって、余剰資金はSBIハイブリッド預金という名前でスイープされます。銀行口座内では普通預金0.001%より有利な0.01%の利息が付きますが、楽天ほど有利ではありません。

最後にポイントについてですが、楽天・SBI・マネックスいずれにおいても、株取引や投資信託保有に連動して獲得できるようなポイントサービスの仕組みが三者三様で存在します。これに関して書き出すと終わりませんので、別の機会とさせていただきますが、ポイントの有利不利は株取引だけで決まるわけではなく、証券口座での取引以外に、銀行取引やクレジットカード利用も含めて考えた方が良いでしょう。特に楽天スーパーポイントは、広範囲の経済活動を巻き込んだものになっています。まさに楽天経済圏と言われるように!

ポイントに関してひとつ言っておくのであれば、楽天スーパーポイントで投資信託が購入できる点でしょうか。最近では楽天証券口座がなくてもポイント運用できるようにもなりました。楽天カード払いで投資信託を定期積み立てして積み立て代金の1%のポイントを獲得できる仕組みもスタートするようです。

トビオ自身は、証券・銀行・クレカ一体で楽天スーパーポイントを最大限獲得し、そのポイントで投資信託を購入するシステムを構築しています。

(注意点として、投資信託を買えるのは通常ポイントのみで、期間限定ポイントでは買えません)

 

トビオの場合の結論:『楽天証券』

以上の通り、楽天、SBI、マネックス3証券それぞれにメリット・デメリットがあり、結局は利用する人の投資スタイルによってベストは異なってくると思いますが、トビオ自身にとっては、①から⑩の10項目のうち、①〜⑤と⑩については楽天が優位。⑥〜⑨については必ずしも楽天が優位ではないが、自分の取引スタイルでは特に不都合はないことから、総合的に楽天証券がベストと判断しメイン口座に選びました。

 

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楽天証券/SBI証券/マネックス証券の比較はいかがでしたでしょうか?

繰り返しになりますが、投資対象、投資スタイル、好み等によってベストな証券会社は異なってきます。複数の証券会社を投資対象によって使い分けることを好まない人にとっては、資産を積み上げた後で口座変更するのは株式移管等が大変です。口座開設は無料なので、実際に少し試し使いしてからメイン口座を決めるのが良いと思います。自分も使ってみて初めて気づいた点が多々ありました。

 

文字ばかりの長文となり誠に恐縮ですが、少しでも証券口座選択の役に立てれば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

自分年金『トビオコア10』のポートフォリオを見直しました! ADR銘柄採用で利回り向上!(2018/10)

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こんにちは。大空トビオです。

今月、自分年金のための米国株ポートフォリオ『トビオコア10』を見直しました。少し手数料を払うことになりましたが、平均利回りが大幅に向上するとともにセクターバランスも取れるので、実行することにしました。

銘柄数は変わりなく全10銘柄のまま。変更後ポートフォリオは以下の通りです。

新: 自分年金ポートフォリオ『トビオコア10』

情報技術           アップル(AAPL)

金融                   HSBC(HSBC)【追加】

素材                   リオティント(RIO)【追加】

エネルギー        ロイヤルダッチシェル(RDS)

生活必需品        クラフトハインツ(KHC)

                          プロクター&ギャンブル(PG)

                          フィリップモリス(PM)

ヘルスケア        グラクソスミスクライン(GSK)【入替】

電気通信           AT&T(T)

公益事業           ナショナルグリッド(NGG)【入替】

(資本財、一般消費財、不動産銘柄はなし)

 

◆情報技術セクターは元々AAPLとIBMの2銘柄でしたが、やはり全10銘柄のうち2銘柄を情報技術セクターが占めるのはディフェンシブ寄りポートフォリオという基本方針に合わないため、IBMを売却し、セクター代表銘柄としAAPLを残しました。

◆これまで保有銘柄のなかった金融セクターにはHSBCを追加、素材セクターにはRIOを追加、またヘルスケアセクターについてはアッビーABBVからGSKへ銘柄変更、公益事業セクターについてはサザンカンパニーSOからNGGへ銘柄変更しました。これらにより、セクターバランスの向上と共に、いずれの企業も配当利回りが高く、また英豪系ADRであることにより外国税を取られないことから節税ができるはずで、実質的な配当収入アップを実現できたと思っています。

◆結果、資本財セクターとして保有していたGEは売却しました。CEO交代発表の値上がりタイミングで売却できたので少し儲かったのは良かったです。

 

上記ポートフォリオ見直しの結果、均等バランスで運用した場合の配当利回りが税引き前で約5%に向上したので、今後しばらくは、これ以上ポートフォリオをいじらずに積立運用を続けていきたいと思います。

資産運用の目標額って、どのように決めてるの?

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こんにちは。大空トビオです。

皆さんは、資産運用の目標額をどのように決めていますか?

億り人を目指している方なら、先ずは1億円というのがシンプルな目標でしょうし、配当生活でのアーリーリタイアが目標なら、自分が思い描く生活水準を維持するのに必要な配当収入から必要資産を決めるのでしょう。資産運用の目標額の決め方は人によって様々なのかもしれません。

しかしながら、決め方は自由で良くても、いい加減に決めるわけにはいきません。厳しすぎると実行を諦めたり運用自体が破綻したり、逆に甘すぎると達成感や実益に繋がらなかったりしますので、誰にとっても目標設定はとても重要だと思います。

 

今日は、素人投資家ではありますが、僭越ながらトビオなりの資産運用目標金額とその設定方法を紹介します。但し、あくまでトビオの場合の目標であることを断っておきます。

 

①目標月収を決める

以前、自己紹介の記事にも書きましたが、トビオは定年を数年先に控えたサラリーマンで、2人の子供はひとまず社会人として送り出すことは終わりましたので、夫婦2人で困らない生活を送るのに必要な金額を配当収入で賄うことが出来れば良いと考えています。住宅ローンも残っていません。贅沢な暮らしを望まなければ、夫婦2人だけなら月額30万円あれば暮らしていけるとトビオは考えているので、多ければ多いに越したことはありませんが、

◆リタイア後の目標月収: 30万円

②年金見込額を算出する

リタイア後に必要な上記目標月収の内訳として年金収入は大きな部分を占めますので、次にそれを計算します。

年金収入は、日本年金機構の『ねんきんネット』で自分が将来貰える年金見込額を受給開始年齢違いで簡単に算出することができます。残念ながら、トビオの場合、定年前のアーリーリタイアは諦めていますので、年金受給までは現役で働くとし、年金受給開始年齢別で年金見込月額を計算してみると、次の様になりました。

◆年金受給開始年齢別の年金見込月額:

(金額は丸めてあります)

       65歳 →17万円

       64歳 →16.5万円

       63歳 →15.5万円

       62歳 →14.5万円

       61歳 →13万円

       60歳 →12万円

年金受給を遅らせれば遅らせるほど受給額が増えることは承知していますが、65歳以降に遅らせるケースは運用が上手くいった時のことと考えて、ひとまず計算していません。

③必要配当月収を算出する

次に、幸い今は家賃収入が月に8万円程度ありますので、リタイア後も同額の家賃収入が続くケースと、家賃収入がなくなるケースの両方をリタイア年齢別で考えることにします。そうすると、必要配当月収=目標総月収−年金見込月額−家賃収入、ですので、

◆リタイア年齢別の必要配当月収(家賃収入8万円/月の場合):

       65歳 →5万円

       64歳 →5.5万円

       63歳 →6.5万円

       62歳 →7.5万円

       61歳 →9万円

       60歳 →10万円

◆リタイア年齢別の必要配当月収(家賃収入なしの場合):

       65歳 →13万円

       64歳 →13.5万円

       63歳 →14.5万円

       62歳 →15.5万円

       61歳 →17万円

       60歳 →18万円

④想定利回りを決めて必要運用資産を算出する

次に、上記の必要配当月収から必要運用資産を計算するのに、配当利回りを想定する必要があります。トビオは高配当株式での運用をメインの戦略としています。市販の高配当型米国株ETFとして代表的なブラックロックのHDVの利回りが3.5%程度ですから、税引き後の利回りを2.5%とおいて、上記の必要配当月収からリタイア年齢別の必要運用資産額を計算すると、

◆リタイア年齢別の必要運用資産額:

(税引き後想定利回り2.5%の場合)

       65歳 →2400万円(家賃収入8万円/月あり)

       64歳 →2640万円(                ↑               )

       63歳 →3120万円(                ↑               )

       62歳 →3600万円(                ↑               )

       61歳 →4320万円(                ↑               )

       60歳 →4800万円(                ↑               )

       65歳 →6240万円(家賃収入なし )

       64歳 →6480万円(          ↑         )

       63歳 →6960万円(          ↑         )

       62歳 →7440万円(          ↑         )

       61歳 →8160万円(          ↑         )

       60歳 →8640万円(          ↑         )

税引き後想定利回り2.5%の場合は、上記の通りですが、もう少し運用効率を高めることができたとして、税引き後想定利回りを3%として計算し直すと、

◆リタイア年齢別の必要運用資産額:

(税引き後想定利回り3.0%の場合)

       65歳 →2000万円(家賃収入8万円/月あり)

       64歳 →2200万円(                ↑               )

       63歳 →2600万円(                ↑               )

       62歳 →3000万円(                ↑               )

       61歳 →3600万円(                ↑               )

       60歳 →4000万円(                ↑               )

       65歳 →5200万円(家賃収入なし )

       64歳 →5400万円(          ↑         )

       63歳 →5800万円(          ↑         )

       62歳 →6200万円(          ↑         )

       61歳 →6800万円(          ↑         )

       60歳 →7200万円(          ↑         )

まとめ‥‥そして、『運用方針』

トビオが何歳でリタイアできるかは、運用額の積み増しペース、資産運用利回り、家賃収入の維持が鍵となってきます。3つ目は自分だけでどうこうできるものではないですが、1つ目と2つ目に対しては、次のような運用方針を立てました。

①運用額の積み増しについては、サラリー手取り月収の30%以上の定期資金投入とボーナスからの追加資金投入(これは金額未定)の両方を精一杯実行する。

②資産運用利回りについては、税引き後で3.0%以上を実現する。そのための運用方針として、『市販の高配当型米国株ETFを上回る利回りの個別銘柄ポートフォリオ構築』と『非課税制度の効果的活用による最大限の節税』を実行する。

 

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以上、トビオの資産運用目標金額とその設定方法、そして実現するための運用方針を紹介しました。

如何でしたか?

なお、運用方針に基づくポートフォリオについては、別記事にて紹介しています。

 

まぁ、兎にも角にも頑張ることにします!!

ここまで、読んでいただき有難うございました。では!

ETFを組み合わせて自分好みのポートフォリオを作ってみよう! ETF投資の参考書: 『ETFはこの7本を買いなさい』朝倉智也著

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こんにちは。大空トビオです。

今日は、株や債券のETFをこれから買ってみようかなぁと思っておられる方、特に海外ETFを中心にポートフォリオを作ることを検討されている方が最初に読む本として最適だと思う本を紹介しましょう。

 

『ETFはこの7本を買いなさい』

朝倉智也著

ダイヤモンド社刊

 

トビオの様なサラリーマン個人投資家が株式への投資を考える場合には、リスク分散のために個別銘柄を多く抱えるのも管理上面倒くさいと思う面はありますよね。この点、ETFなら数多くの銘柄に分散してくれているので、ETF一本買いでも、ひとまず分散できているので楽チンです。ETF購入を検討されている方なら、このようなETFのメリットは多分もう既にご存知でしょう。

 

では、どのETFを選べば良いのでしょうか?

この本は、「このETFを選べば1番良い」的な内容ではありません。国内および海外にどのようなETFがあって、複数のETFをどの様な観点で選び、どう組み合わせて保有すると良いのか、その具体的な方法が説明されています。

ですので、この本を読めば、自分好みのETFポートフォリオが作れてしまいます。面倒であれば、それこそ本に書いてある通りにするのもアリかもしれません。いろんなパターンが載っています。

複数ETFの組み合わせで自分好みのポートフォリオを作る

本のタイトルには、『…この7本…』とありますが、「7本全部買いなさい」と言っているのではなく、基本となる7本とそれを補完する13本の計20本のETFから、株式/債券/金、国・地域分散、株式の資産規模(大型/中型/小型)の観点で必要なETFを選択して、リターン、リスク、コストがどうなるかを検討するやり方を説明してあります。

簡単な例としては、バンガードのETFのひとつVTは、これ1つで全世界株式に投資できる低コストETF(経費率0.10%)として有名で、特に日本では人気がありますが、

VT=0.5VTI+0.4VEA+0.1VWO

といった具合に、複数のETFを組み合わせることによって、より低コストでVTと同等のポートフォリオを構成する工夫が紹介されています。経費率は、VTI=0.04%、VEA=0.07%、VWO=0.14%なので、上記配分比率の合成は単純計算では0.062%となります。コストにとことん拘るのなら、この手は大いにアリです。

また、なにも構成内容をVT同等にする必要はなく、VTI/VEA/VWOの比率を上記比率から変えることにより、市販のVTとは味付けの異なった好みのポートフォリオにすることもできますよね。VTよりも更に米国寄りとか、反対に新興国寄りとか。味付け工夫は投資家の運用スタイル次第です。

以上は簡単な一例ですが、このように、ETFはポートフォリオ構成手段として、とても使い勝手が良いということが解ります。

 

実際のところ、トビオ自身は、高配当バリュー戦略ポートフォリオの個別銘柄が運用のメインであり、ETFが主力ではないのですが、ETFの組み合わせでポートフォリオを作ろうとお考えの方には、本書はその方法を勉強するのに参考になります!